Thursday 21 February 2008

Wreck Dive ~沈船ダイブ~



これはダバオの海に沈む、第二次世界大戦時の日本の戦艦。フィリピンの海にはかなりの数の日本戦艦が沈んでいて、そのうちの20艘くらいはダイビングで見ることができる。私も10艘くらい潜ってみた。
 
でも実を言うと、私は沈船を見てもあまり何も感じないのだ。歴史に関する感動が鈍いらしい。沈船好きの夫は、船の中のボイラーなどを見て感動しているけど、私はボイラーから何を感じ取っていいかよくわからず、「あ、ボイラーだ」でおわる。
 
あえて沈船ポイントのよさを挙げるとしたら、その雰囲気だろうか。フィリピンの沈船ポイントは水の透明度も悪く、魚が豊富に住んでいるわけでもない。暗くてひっそりとした海に、巨大な船体が沈み、船内には何十年もかけて積もった細かい砂がたまっている。下手にフィンを動かすと砂が舞って周りが何も見えなくなるのだ。
 
 
不思議な雰囲気。
こうやって見ると
沈船も悪くない。

    
  
 


船尾のプロペラ。
男達はここに
ロマンを感じる・・・らしい。


 

 

一見、沈船の周りにはほとんど生き物がいないように思えるけど、船の壁にはびっしりと生物がくっついている。特に太平洋は他の海に比べても有機的で、生物の数も種類も豊富だ。第二次世界大戦の戦艦は、フィリピンの魚や海の生物たちの貴重なホームベースとなっている。

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