Monday 10 December 2007

海のナメクジは侮れない。



英語ではSea Slug(海のナメクジ)などとも言われるウミウシたち。確かに色鮮やかな熱帯魚や迫力満点のサメなどに比べたら、小さいし動きも少なくて、海の中では存在感の薄い彼ら。でも写真のウミウシを見てわかるように、彼らの体のデザインには本当に個性的で美しいものが多い。ピカチュウみたいなウミウシや大福餅みたいなウミウシもいたりする。

このウミウシもコスタリカのココス島で見たものだけど、ココス島はフィリピンに比べてウミウシの種類も数も全然少なかった。しかも潮の流れが強いせいか、前方にひょこりと見える二本の触覚が、下の写真のように後ろになびいてしまっていた・・・




 
「強いカレントに立ち向かうウミウシ」の図。
 
がんばれ!
 
 
 
 
 
このウミウシ、残念ながら私の手元にある4冊のウミウシ図鑑にはどれにも載っていない。私の印象では、ウミウシって新種発見と研究の余地がまだまだ残っている分野だと思われる。彼らの生態はなかなか興味深いことがたくさんあるので、徐々に紹介していく予定だ。

2 comments:

Anonymous said...

こうして写真で見ると本当に色鮮やかだね。
自分も世間様のカレントに
負けないように頑張ろうと思うのだけど、
万一流されてしまった場合は、
見つけてもらうのを待っているので
よろしくお願いします。

Makoto & Mike: said...

ピノくん

流された小さなウミウシを探す以上にやっかいな仕事だね、それ・・・

カレントが強いときは地面に這いつくばるようにして、岩をつかみながらゆっくりと自分のペースで進む。
もしくは、岩陰でとりあえず一息つく。
(小魚なんかはよく物陰で待機してる)

これ、人生のカレントにも応用できそうね。