Sunday 9 December 2007

上目遣いのハタ子



海に潜り始めて最初に気になり始めた魚の一つ、それは「ハタ」。たいがい珊瑚や岩の上で、胸ビレを支えにして休んでいる。ダイバーが近づくと、姿勢はそのまま、目だけキョロリと動かして、「む、何か来た・・・」とこちらの様子を伺う。その視線がまさに女の子の上目遣いのようで憎らしい。



ダイバー発見。








「む、来たな」の表情。
慌てすぎたのか、こいつは上目遣いというより
若干すっとんきょうな顔になっている・・・
 
 
 
 
 
ダイバーがある一定の距離を置いてそっと見ている限り、警戒はしつつも座り続けているけど、こちらがちょっとでも不穏な動きを見せた瞬間、ササーッと逃げてしまう。でも恐らく、臆病度はハタ科の中でも種類によって差があると思われる。写真のこのヒトは割りと肝が据わっている感じ。
 
ちなみに写真のハタはFlag Cabrillaというハタ。コスタリカのココス島には割と普通にいた。日本の図鑑には載っていないので日本にはいないのだろう。今度、真の「上目遣い写真」が撮れたら、ぜひ紹介したいと思う。
 
 
***さかなプロフィール***
 
【英語名】 Flag Cabrilla
【学名】 Cabrilla Piedrera
【分類】 スズキ目 ハタ科
【特徴】 1.白く大きなシミ模様に小さな斑点。2.尾ひれの上部に黒い斑点あり。
【撮影】 コスタリカ、ココス島
("Reef Fish Identification, Baja to Panama"(2004) 参照)

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